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コレクション: 松平文庫

温古集 三巻 - 翻刻

温古集 三巻 - ページ 62

ページ: 62

翻刻

【右丁】 さふ人もさはなりけらししかありてなしますけ 七十年のころたまのかとへにからふりをかけ世をゆ つる葉の色もかへす陰しけり行としなみをかけ てもありぬころ衣手はうらやすくにのうらやま                 さらんや    安永未の春むつきはしめ            源満尭のふる 【左丁】      寄花祝   本多方救  本多修理 さくら木の八十年をふれと春ことに老せぬ花の色そのとけき            僧 白嶺  正満寺 やそとせの花さく宿のあるしこそことしを千世のはしめとはせむ            鰐渕幸保  鰐渕茂左衛門 かはらしな八十年の春をふることに千代をかさねむ花の色香は            高畑信好  李八郎 萬代の春をためしに桜花おなし色香は君そ見るへき            久連松義安 猪吉 代々へてもふりせぬやとの桜花やそしのはるをいくかへり見む