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翻刻
【右丁】
山田英至 五平治
かきらしなちとせのやまの峯に生る松もろ共に人のよわひも
加藤 等 権太郎
あさな夕なめかれぬ庭の玉松と共にちとせの春をむかへむ
中村躬忠 十郎兵衛
八十年の春をむかへて色まさるまつかゑことに千世そこもれる
梯翼章 衛士
ねにせし松の昔はしらまゆみ八十年ふるえの陰そこたかき
勝澤政明 一益
ちとせとも限しられぬ松かえのかはらぬ色を友と見るへき
【左丁】
里見元知 青房
八十年をむかふる宿の松か枝にかはらぬ色を君やならはむ
山田 熙 金五兵衛
常盤なるまつのよはひを揃にてやそしの春は先そへにける
山田嘉覺 加兵衛
とよくにの亀のを山におふる松千世萬代のかすもかきらし
宇野就宣 其等
君かめてしまつの緑も色そひぬなをさかふへき行末のはる
渡邊 貞 有祐
松はかり年ふるものと思ひしになをかはらぬは君か齢そ