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コレクション: 松平文庫

温古集 三巻 - 翻刻

温古集 三巻 - ページ 65

ページ: 65

翻刻

【右丁】           山田英至  五平治 かきらしなちとせのやまの峯に生る松もろ共に人のよわひも           加藤 等  権太郎 あさな夕なめかれぬ庭の玉松と共にちとせの春をむかへむ           中村躬忠  十郎兵衛 八十年の春をむかへて色まさるまつかゑことに千世そこもれる           梯翼章   衛士 ねにせし松の昔はしらまゆみ八十年ふるえの陰そこたかき           勝澤政明  一益 ちとせとも限しられぬ松かえのかはらぬ色を友と見るへき 【左丁】           里見元知  青房 八十年をむかふる宿の松か枝にかはらぬ色を君やならはむ           山田 熙  金五兵衛 常盤なるまつのよはひを揃にてやそしの春は先そへにける           山田嘉覺  加兵衛 とよくにの亀のを山におふる松千世萬代のかすもかきらし           宇野就宣  其等 君かめてしまつの緑も色そひぬなをさかふへき行末のはる           渡邊 貞  有祐 松はかり年ふるものと思ひしになをかはらぬは君か齢そ