デジタルアーカイブ福井の資料を翻刻

コレクション: 松平文庫

温古集 三巻 - 翻刻

温古集 三巻 - ページ 66

ページ: 66

翻刻

【右丁】           山田尚方  喜一郎 うつしかゑし千年の松は蔭高しやそしの後のかくれ家にせよ           撫子 長谷川多次右衛門妻 色かへぬまつのよはひをみほの浦にいく八十とせの波やこゆらん    父の翁の八十年の賀に寄松祝てふ題をえて    人々と共によみ侍りける   土岐相如 妻木宗伯 うつし植し二葉のまつともろともに千世萬代の春をかさねむ としみの賀跋 神風やいせをの海人のかりてほすみるめにあかぬ 【左丁】 ことのはの数々みはやす人々も共に千代ふへきこゝ ちそせんこゝに妻木氏それの君つまこもる八十年 にみちるへとも色もかはらぬ緑の竹みとり子の生たちも こよなきをみたり迄もたり給ひ中にも世をつき給ふ まねそみやかのわさのひま〳〵やまと哥をした はしう思ひ給へ今父きみのことふきにおもひよる かの池の水その源満尭のせここそまさき見国のた かねの空あかける代のたゝらをふみし難波津浅 かる心のしけみをもわかれ給ふる侍により給ひ老らく のきしかたをもあらはしきぬのあらはさしめはた此おほ人の