デジタルアーカイブ福井の資料を翻刻

コレクション: 松平文庫

温古集 三巻 - 翻刻

温古集 三巻 - ページ 73

ページ: 73

翻刻

【右丁】 しるし置けるそか中にもたかふことそおしからめ今 いささか愚かなるからかへを添てをのれにひとしきうゐ まなひの道にわけ入るよすかともならはやと千ゝの ことのはをあつめ侍る巻の表帋にしるへ草と題し はへるもいとおこなるさならし    ことのはのくちせてこしの道くちわけいる人の                  しるへともなれ     文政五年後のむつき 【左丁】                千福寺祐可     天の橋立道の記    妻木陸叟 年頃久かたの天の橋立ふみ見わやと思ひわたりしに ことし文政十二の秋最中の月を彼所にて詠んことをほつし 葉月六日の朝かしま立して足羽のふもとを過行侍るとて  きのふけふ思ひ立ぬる旅衣足羽の神に何を手向ん   祐可  あすは山小柴さしつゝはる〳〵とけふ立出る旅の衣手 陸叟 玉江をよきりて  老か身にしるしてわたれ朝露の玉江の芦にそよく秋風 祐  出る日の光さやかに待とりてみかく玉江の芦の葉の露 陸