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コレクション: コレクション3

種痘新編 - 翻刻

種痘新編 - ページ 4

ページ: 4

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【右頁】 して治療に怠り或は拙醫の誤治を施し是からために 天殤するもの少からず如此の厄難を免れ生命を保全する 事種痘の良法たる顯然として其理明白な季  右幣斯突兒(ヘイストル)《割書:人|名》傷醫全書本文の説なり以下曳(ユ)  爾河輪(ルホールン)《割書:人|名》の増説なり 凡内部の諸疾は總て流動すべき物の腐敗して性を變 するより起る事必せり其腐敗して性を變ずる始は甚た 著しからず若その物自然良能の力にて克治すること 能は御りれは其物漸々に増益す此特にあたりて治療の 術を施して其自然良能の力を扶助して毒物を退け あくにあらされは病治する事なし 是を以て良工は 【左頁】 自然良能を扶助するを肝要となす為しからずして 自然の力を助けず只毒のみ除き出さんと為ば反て天 機を損し其毒を克化する事あたはず終に治すへから ざるに至る是故に学者覃思研精して其病症と療術 とを比較して是を辨折するを醫学の捷法と為すな 李 我師幣斯突兒(ヘイストル)云凡内部の病を治するに其毒二箇あらば 先其一毒を専治すべし二毒を併せ攻るの法を施す事 勿れ如何となれば此を去るの法は必彼を留るの理あれば なり病毒を駆出するに手術を以てすくふに於て必用有 益なるは種痘の法とす是則痘毒を除去するの術なり