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コレクション: コレクション3

種痘新編 - 翻刻

種痘新編 - ページ 9

ページ: 9

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【右頁】 研りたる椎の殻を以てこれを覆ひ厭布を置れ其上を 繃帯に適宜に結ひおくなり 第四法は鍼を以て膿熟したる痘を刺し其鍼頭に膿 汁をつけて此鍼にて種むと欲する者の皮肉を刺すなり 第五法は鍼三四箇を束ねて胸【?】腕袴其他の皮肉を刺し 痘の膿汁を是に擦つくるなり 第六法は痘を種むとする小児をして順症の痘児の家に 至りて其児を手を握らせ體を相接して而後厚く衣 を着せ風寒を拒ひて我家につれ帰るなり 以上六法の内第三第四第五第六を良とす但第六法にては 或は發し来らさるものあり 【左頁】 右の術を施す時は最初に發熱してそれより赤疹を發し痘を 生し膿熟して而後痂となり落るなり其摂養乃法は自然流 行の痘と同し爰に暇す又痘の發したる間其前後變化乃 次第は内科書によりて知るべし 前件既に此法の有益なるを書載たりといへとも尚又諸 名家の考説を左に學て此法の信用すべく且切要なるを 證明す  古今證説 越麻拙越尓低莫泥烏斯(ヱマニユヱルネモニウス)《割書:人|名》の千七百十四年《割書:按に我享保|二年丁酉》の著書 に種痘の有益良功ありて甚た安全なるの究理を載せ たり其書中に亦/都爾格(トルコ)の人此法を以て流行の惡痘