翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

救荒事冝 - 翻刻

救荒事冝 - ページ 32

ページ: 32

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右の/勅(ちよく)を止めら連ける。人君の救ひを行ふこと盤。/実(じつ)尓/鄭雍(ていいよう)の言 のごとく阿りたきもの也。〇さ連ど又/真(まこと)の餓たる者はかりを見 分て救ふ/一方(ひとつの志かた)あり。宋の/鄭剛中(ていかうちゆう)。/温(をん)州の/判(ぐんだい)たり。歳餓て/流(りう) /民(みん)ども道尓みちけ連ば。/太守(ぶぎやう)尓勧て/倉(くら)を/發(ひらひ)て賑はしむ。/太守(ぶぎやう) 恐らく盤/実(じつ)の/恵(むぐみ)餓たるもの尓及ばしといひしかば。/答(こたへ)ていは具。 /指置(しかた)あるとて。萬銭を取里出して。一文ごと尓一字を/押(か)き。夜 持出て/坊巷(まち〳〵)を阿るきて。餓て/臥(ふ)せるものを見連ば。一銭つゝ/給(あた)へ。 /押字(かけるじ)を/拭(ぬぐ)ひ去ることなか連といひ付て帰り。明朝右の銭越 持来るもの越/憑(しようと)尓して。米越給へけ連ば。銭たるものもるゝ ことなし。/太守(ぶぎやう)も殊の外/歎服(たんぷく)しけるとなん。 補 審戸といふこと。救荒の書尓見えて。家々の貧冨を志らべ。次 第越つく扁し。此盤村役人の骨折次第尓て。大尓為尓なる扁き なり。    〇/流民(たしよもの)を差置幷尓/疫邪(ゑきじや)を拂ふ事 大飢饉の時盤。他領よりも流民食尓就て多く立入ることあり。 凶年といひ人阿し多く立入ば。疫邪流行することあり。/街道(かいだう) 筋の/塵芥(ぢんがい)積りて穢らわしけ連ば。別して/瘟(うん)氣を招くゆへ。先 掃除を申付。くま〳〵迄清潔尓して。その/萌(きざし)を/防(ふせ)く扁し。又盤 寺社などの廣所を見立て。小屋掛して差置き。いか尓も込み 《割書:増補 従前の救|ひ方は。村高耳》     《割書:もるゝなり。右審|戸の法をも?》 《割書:/應(おう)じて救米を|/与(あた)ふる古とあり。》    《割書:抜救尓春連ば|貧民/恵(めぐみ)を?》 《割書:夫尓ては。高持の|勝手よき物。救》    《割書:/露命(ろめい)を。つなく|べき也》 《割書:をうけ。佃戸など|の難渋者。救ひ?》