翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

救荒事冝 - 翻刻

救荒事冝 - ページ 31

ページ: 31

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弊もなく。一物を両用して其利おほひなりしとぞ〇宋の/余童(よどう)。 /蘄(き)州の/賑濟(春くひ)尓。/悉(こと〴〵)く/戸口(ここう)の/数(かず)を/括(志ら)べ/第(志だい)して/三等(さんだん)と須。/孤(すてご) /獨(ひとりもの)の自分/存(すだ須)ことならぬもの盤/専(まる)で/賑濟(すくひ)。/下戸(こびやくせう)食尓/乏(とぼ)しきもの 盤/賑糶(やすくうり)あたへ。/田地(でんぢ)盤有ながら/耕(たがへ)す/力(ちから)なきものは/賑貸(かしわた)し。 /郷村(がうそん)の遠近尓/随(したが)ひ。/粟(もみ)を/均(なら)して/場(ばしよ)越/置(もふ)希。場ごと尓/総首(かしら)阿 つて。/出納(だしい連)を/主(つかさど)り。十場尓/一官吏(ひとりのやく尓ん)あつて。専ら/伺察(ぎんみ)須。〇宋の /袁爕(ゑんせう)/江陰(えいん)の/尉(ぶきやう)たり。/浙西(せつさい)大尓餓しかば。/常平(じやうへい)/使者(ししや)/羅(ら)/點(てん)。 /賑恤(すくひ)の/任(尓ん)越うく。/爕(しやう)命して。/保(ひとくみ)こと尓/図(ゑづ)一枚を/畫(か)き。/田畴(たくろ)山水 道路/悉(ことごと)く載せ。/居民(ひやくせうのいへ)をその間尓/分布(まくばり)。/名数(あざなかず)/治業(かとく)までのこら須 書付。この通徒みあげて。ひと/懸(とほり)としけ連ば。/征發追胥(とりたてよびだし)のたび ごと尓。/図(ゑづ)を/披(ひら)希ば立どこ路尓/決(わかり)け里。此をもつて/荒政(きゝんのまつりこと)の/首(いちばん)となり けり。此外/歴代(れきだい)/賑施(春くひ)の法/数多(あまた)あ連ど。悉く盤志るさ須〇以上 みな/有司(やく尓ん)能上尓て/欺(あざむ)か連ざる様尓取斗ふ法なり。人 君の思召盤。たゞ民の/難渋(なんじう)を/憫(あは)連むをもて第一として。民の /欺(あざむき)を受さる用意盤次とすべし。宋の時呉中大尓餓しかば。/賑恤(春くひ) の/評議(へうぎ)あり。民どもとかく/欺泄(いつはる)をもて/本部(そのゆくすじ)尓/勅(ちよく)して。/家(か)/別(べつ)尓 /料(ぎん)/撿(み)せしむ。/左(さ)/諫(かん)/議(ぎ)/大夫(たいふ)/鄭雍(ていいよう)い扁しく。この/令(おほせ)ひとたび/布(ふれながさ)ば /吏(やくにん)専ら民を/料(ぎんみ)して。/災(なんじう)をば救はじ。さらば民ども/餓死(うゑじ尓)いた須べし。 /冨(と)之/四海(しかい)をたもてる御/身上(しんしやう)尓て。/重撮(すこし)の/温(ついへ)尓氣を徒希て。/比屋(いえ〳〵) の死尓いたる事を。かまひゐはぬやと/奏(そう)しけ連ば。天子尤也登て