翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

救荒事冝 - 翻刻

救荒事冝 - ページ 34

ページ: 34

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目尓盤人越やりて。酒肉をもて/労(ねぎら)ひけ連ば。人々力越/尽(つく)してつと めける。流民の死するものは。/叢塚(おほはか)へ/葬(はふむ)り徒かはしける。明年麥 大尓熟しけ連ば。流民どもへ/糧(かて)をあたへて帰しける。す扁て 五十餘萬人を/活(いか)し。/募(つのり)て兵とせしもの萬餘人也登楚。 まへ〳〵より流民を救ふ尓。城郭の内へ/聚(あつ)めて。/粥(かゆ)を/煮(尓)亭 /食(くらい)しめけ連ば。疾疫なども起里。またおし合ひ/踏籍(ふみあふ)て死 するものあり。また次第を待て粥をもらふ尓。数日の間食せ須。 尓はか耳粥を得て。皆/僵仆(たおれ志ぬ)尓至る。名盤救ふといへども実は殺須 こと也。志かる尓公。法を立てること/簡便(かんべん)尓/周至(ゆきわた)りた連ば。天下傳 へて/式(しき)とせりといへり〇宋の/滕達道(とうたつだう)。/鄆州(うんしう)尓/知(ぶぎやう)たり。歳餓耳 のぞみけ連ば。/淮南(わいなん)の米二十萬石越/乞(こ)ひ/備(そなへ)としける。後淮南東 京皆大尓餓し尓。達道ばかりは。乞ひし米阿りけ連は。城中の冨 民どもを召して。いひ聞せける盤。流民ども追付来るべし。その まゝ差置ば疾疫起りて。汝等迄難義すべし。この城外耳 /廃営田(あ連たるでんぢ)ある尓よつて。/席屋(むしろごや)を作りて待受扁しといひける耳。 民ども/諾(うけたま)はり/屋(こや)二千五百間越作る尓。一夕尓成就したり。/鍋炊(なべかま) /器用(しよだうぐ)みな/具(そなは)る。流民ども追々参りける尓。次第尓小屋を渡し。 /兵法(へいはう)尓て/部勤(とりしめ)。婦女盤/炊(うか)しめ。少者盤/汲(みつくま)しめ。壮者盤/樵(たきゞ)とら しめ。民ども家尓居るがごとし。天子より使者を下して見せし むる尓。/盧舎(ながや)/道路縄(みちすぢなわ)を引渡し。/碁(ご)を/布(志ひ)たるがごとく。/粛然(しつとり)として樵