翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

救荒事冝 - 翻刻

救荒事冝 - ページ 35

ページ: 35

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/営陳(ぢんや)のやうなりしかば。使者大尓驚き。その通絵図尓して上覧 尓入連し尓。天子/詔(みことのり)を下して褒美せら連ける。此たひ/活(いかせ)しもの 数萬人也とぞ〇流民尓仕事をさせしは。唐の/王方翼(わうはうよく)。/粛(志ゆく) 州の/刺史(ぶぎやう)たる時。蝗多きとしなれと。その境尓盤なかりけ連ば。 鄱郡の民ともみな入込ける。/方翼(はうよく)/私銭(じぶんぜに)を出して。/水磑(みづうす)を作 らしめ。その/直(あたひ)をもて銭を/濟(すく)ひ。数十百/楹(けん)の/舎(こや)越作りてさし 居き。/全活(たすかる)ものおびたゞしと也〇宋の/董?(とうい)いへらく。流民来 らば法をたてゝさし置く扁し。/富(ふ)/弼撨採打魚(ひつたきゞとりかはがり)をせしむる などの類也。さ連登/修堤濬河(つゝみぶしんかはさらへ)などの公私両便なる尓盤志か須。 さもなくば官司より銭越出して。民のもてる/芦場(よしあしおゝくあるところ)。又/柴(たきゞ)/篠(志のだけ) ある山をかりて。流民耳/樵採(きこり)せしめ。官より銭を遣して。その取り 来りし物を/買(かひ)上げは。流民どもその力尓て食するうへ。雪ふりて 寒記時尓いたりて。/價(ねだん)を/平(なら)して売り出さば。また小民ども 乃勝手尓なるべし。    〇/餓茡(ゆきだを連)ものを取片付病人を/介抱(かいはう)する事 凶年尓盤/疫癘(ゑき連い)流行する者也。/餓茡(ゆきだをれ)もの路頭尓みつ連ば。 癘氣越生する故。その時々取片付さ須べし。是生者の為 のみならす。仁者能死者/憫(あはれ)むことかくあるべきことなり。また 病みて死尓至らぬもの盤。醫業越與へて救ひを遣る須盤。申迄も 《割書:贈補 /鳥(とり)も/獣(けもの)|も。/終日(しうじつ)。あさり》      《割書:/業(わざ)をして食尓|ありつくべきはづ》 《割書:あるかねば。食を|うる古とあたはず。》      《割書:なり。夫尓心得|違ひの者あらば。》 《割書:流民も足手|あ連ば。/相應(さうおう)の》       《割書:きびしく/取締(とりしむ)|るべし》