翻刻
【右丁】
乳岩(にうがん)《割書:乳癰のおもき|症なり》
○小児病(こどものやまひ)
驚風(きやうふう)《割書:急(きう)驚風/慢(まん)驚|風の二症あり》 疳疾(かんしつ)《割書:かんの事五疳|とて五症あり》 癖疾(へきしつ)《割書:かたかいの事|》
客忤(かくきよ)《割書:おびへやまひ|》 夜啼(やてい)《割書:よなきの事|》 吐乳(とにう)《割書:ちをあます事|》
魃病(ばつびやう)《割書:おとみつわりの事|継病(けいひやう)とも云》 丹毒(たんどく)《割書:はやくさの事|》 鵝口瘡(がこうそう)《割書:したしとぎ|の事》
麻疹(ましん)《割書:はしかの事|》 痘瘡(とうさう)《割書:はうさうの事|》 水痘(すいとう)《割書:へいなもの事|》
疱瘡(はうそう)序次(じよし)の名目
発熱(ほつねつ)三日《割書:ほとおり【注①】じよやみ【注②】|のねつの事》 出齊(しゆつせい)三日《割書:でそろいの事|》
起張(きてう)三日《割書:やまあげの事|》 灌膿(くわんのう) 《割書:水もりの事/回水(くわいすい)とも|云/貫膿(くわんのう)とも云》
収靨(しうゑふ)三日《割書:かせの事|結痂(けつか)とも云》
【左丁】
搐搦(ちくてき)《割書:びくつく事|》 上竄(しやうさん)《割書:そらめづかいする|事》 角弓反張(かくきうはんふやう)【注③】《割書:みをそり|かへる事》
寒憚(かんせん)咬牙(かうげ)《割書:ふるひはぎり|する事》
瘡癰名目(できものヽな)俗解
癰疽(ようそ)《割書:癰は浅(あさ)くして大なり|疽は深(ふか)くして悪(あし)し》 疔瘡(てうそう)《割書:面(かほ)手足(てあし)に生(しやう)す其症|数種(すしゆ)あり》
内癰(ないよう)《割書:腹(はら)の中に癰|の出来る事》 肺癰(はいよう)《割書:肺の臓(ぞう)に癰|のできる事》 肺痿(はいい)《割書:肺癰の類(るい)也|》
腸癰(ちやうよう)《割書:大腸に癰の|できる事》 懸癰(けんよう)《割書:此症二ッあり一ッは喉(のど)の懸壅(けんよう)の腫(はれ)る事|一ッはありのとうわたりに癰のできる事》
臀癰(どんよう)《割書:しりに癰の|できる事》 便毒(べんどく)《割書:よこねの事|》 疳瘡(かんそう)《割書:下疳(げかん)の事|》
楊梅瘡(ようはいそう)《割書:たうがさの事|》 臁瘡(れんそう)《割書:はゞきがさの事|》 雁瘡(がんそう)《割書:がんがさの事|》
癬瘡(せんそう)《割書:ぜにがさたむし|の事》 乾癬(かんせん)《割書:はたけの事|》 疥瘡(かいそう)《割書:ひぜんがさの事|》
瘰癧(るいれき)《割書:のどくびすぢなどにぐり〳〵したる物(もの)|できる事/結核(けつかく)ともいふなり》 脳疽(のうそ)《割書:くびきれちやう|の事》
【注① 熱気を発する事。】
【注② 序病み=病気の初期。】
【注③ 「はんふやう」の「ふ」は「ち」の誤記ヵ】