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十三 曾我(そが)兄弟
兄は十郎 祐(すけ)成弟は五郎時宗伊豆の国伊藤次郎
祐 親(ちか)が孫(まご)にして祐 重(しげ)が二人の子なり祐重 工藤(くどう)祐 経(つね)
にころされし時祐成いつゝ時宗三つに成けるか母に
したがひて曾我と云所にありけれは曾我とは
名のりけるなり兄弟すこし物の心しれるより
後は父の仇(あた)をむくひて敵(てき)とともに死なんと思ふ
より外なし母ふかくこれをうれへてまつ時
宗を箱(はこ)根山にのぼせて法師とならしむ時宗