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をつくしてなぐさめさとし其かなしみをゆるべられ
けり年すでに十五のほどよりはをごりをにくみ
倹約(けんやく)をまもることをしりていさゝかもその志をはふら
さず父その封邑(ほうゆう)【封ぜられた領地】におはして江戸にあられざる程は留守
のことよくつとめて母につかへていよ〳〵つゝしめり
いさむ【諫む】べき事あれば声をやはらげてつぶさに
申し母の心にかなはずとしればみづからかへりみみつから
くゐて心をつくさずといふ事なしそのよろこへる
色を見ざればしりぞかずいとまある日はまこ