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いたうさむきには兄弟かはる〳〵おほぢが跡に
ふしぬその足をあたゝめんがため也夏の夜のあつく
いぶせきにも兄弟かたはらにありていねすして
蚊(か)をはらへりはりぬべき帳なければ也よろづにかく
孝なりけれど母なをかれらがたゆまん【気持ちがゆるむこと】ことをおそ
れて折〳〵にをしへていはくおほぢの世におはし
まさん事今いくばくの日とかしるやなんぢらをこ
たることなかれいさゝかもをこたりなはおはしまさ
ざらむ世にくふともかひあらめやと兄弟つゝしみ