Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 4520 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 4520 - ページ 370

ページ: 370

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十一 赤穂(あかほ)惣太夫 備前の国 岡(おか)山 紺(こう)屋町のこうかき【紺掻き=紺屋】何がし一とせ妻子 をゐて【率て】播磨(はりま)の国にうつり住て赤穂(あかほ)といふ所にて 死けりその子惣太夫母をやしなふて孝なり妻も 又よくつかふ母の云ところうけしたがはずといふことなし 母つねにいふ備前の岡山はわがふる郷なりねがはく は汝(なんぢ)夫婦と帰りすまむと惣太夫うけたまはりぬと て其いとなみし侍れど家きはめてまづしければ かてをつゝむべきよすがもなくて心ならず過ゆく