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翻刻
十三 芦田為(あしだため)助 《割書:本書の此伝は弘文院|春斉翁つくれり》
丹波の国 天田(あまだ)郡 土師(はじ)村の孝子は芦田七左衛門為助
とそいひける家まつしけれどあつく父母をやし
なへり父母のいふ所したがはずと云ことなし寒き
夜父母いねむとすればまづをのがはだへ【皮膚の表面】をもて
其むしろをあたゝめて後父母をいねしめあるひ
は父母の足ををのがふところに入てあたゝむ
すでにしりぞきては又ゆきてやすくいぬるや
さらずやとうかゞひ見る事夜ごとに二たび三たび