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しうといかりて孝婦が日々に物つくなる臼(うす)の内に
ゆばり【尿】す孝婦目さめてこれしるといへど露
いろにあらはさずいたくをのがいぎたな【前後不覚にぐっすり眠ること】かりし
ことをはぢらひしうとがいかりとくるを待て何と
なくしりぞき出てかの臼をあらひけりそのやはらき
したがへるさまよろつにかくのごとしさればかばかり
あしきしうとなりつれど終には孝婦が志に感じ
まへのひが事をくゐあらためけりその比しも国
のなりはひ見めくりける人かれが門を過けるに