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内にとらはれてあしかせなどいふ物に身をくるしめ
居けり道悦むすめあり名をは亀(かめ)となんいひて
年は十にふたつばかりぞあまれる父か此こと
をいたうなげきそのくるしみをおもひやりて
身ををくに所なげなり夏は蚊のこゑのしげくわつ
らはしきに母とはらからは帳(ちやう)はりていぬる【寝ぬる】ををの
れはひとり帳の外(と)にのみいねて父のひとや【牢獄】の内に
おはしてい【寝】をやすくもしたまふまじきをわれ家に
ありていかでゆたかにはいぬ【寝ぬ】べきといへりみ山も