← 前のページ
ページ 450 / 461
次のページ →
翻刻
のまゝなり道悦よろこびにたへずされどまもる
人の見てとがめんがうるさければつねは猶あり
しまゝに足さし入てぞ居けるそれを聞つたふ
る人はあきらかにこれ神山の観音大 慈(じ)の亀が
心をかなしませ給ひてせさせ給ふらむとぞいへる
かくて六とせばかりありて道悦ゆるされて帰り
ぬ亀よろこべることかぎりもなし父もありし
事ともおち〳〵とひ聞てなきみわらひみ【「…み…み」と重ねた形で「…したり…したり」の意を表す】よろこび
あへりそのころは亀もやう〳〵をよすげ【成長する】ねひま