翻刻
【右丁】
【中段】
無(む)びやう
長寿(ちやうじゆ)
やうじやう
手(て)びき草(ぐさ)
下の巻
【上段】
九十
翁
京山
著
一立斎
広重画
【下段】
美南み
傳馬弐
山田
屋
梓
【左丁】
【赤印】京都帝国大学図書印 【赤印】富士川游寄贈
【黒丸印】187277 大正7.3.31
○長寿養生(ちやうじゆやうじやう)の事●巻下
人の命(いのち)を一年に比喩(たとへ)ていはば生(うま)れて
より廿歳(はたち)までの間(あひだ)は春(はる)也
廿より三十 歳(さい)までは
夏(なつ)なり夏(なつ)の日(ひ)の
長(なが)きあいだに身(み)を
勤(つと)めざれば芸道(げいだう)もならず
立身(りつしん)もならず三十より四十の
間(あひだ)は秋(あき)也 米(こめ)も此比(このころ)実(みの)り人も此
頃(ころ)に至(いた)り心(こころ)次第(しだい)にて家(いへ)を起(おこ)し
【欄外】
手引草