翻刻
【右丁】
【一列目上段】
○《割書:あくぬき|えりおしろい》哥妓香(げいしやかう) 五十六銅
京の釜もとのぱつちりを水にひたしてあくをぬきたる
なりつねのばつちりとはちがひ候ゆへあくをぬくに
およばず・つけてはげず・半えりへうつらず
【一列目下段】
○《割書:大極上|おしろい》雲(くも)の上(うへ)《割書: 六十四銅|いろすりたとふ入》
おしろいは上中下品々ある中にて大極上品をえらみ
匂ひ入りにいたしたる此上なきおしろいなり
【二列目上段】
○《割書:こゑのよく|なる妙薬》初音丸(はつねぐわん) 六十四銅
常に用ふれば声よくなる声をつかふ人用ふれば
こゑのたつ事妙なり又こゑのかれることなし
【二列目下段】
○《割書:小児|薬王》長生丸(ちやうせいぐわん) 一包 百銅
小児五かんの内いづれの虫気にてもさま〴〵くすり
用ひても治せざるに用ふべしやはらかにむしを
くだしつくして虫の根をたやし長生する妙薬也
【三列目上段】
近頃(ちかごろ)私(わたくし)同店(どうたな)のやうなるまぎら
はしき名(な)まへあるよし聞(きゝ)つたへ
候へ共 出店(でたな)一切(いつせつ)御座なく候
【三列目下段】
○《割書:むし歯|一付薬》珊瑚砕(さんごさい) 一包 百銅
少しいたみ出したる時用ふれば一付にていたみを治す
度々用ふればむしばの根をたやすこと妙也
【三列目上段】
《割書:江戸京橋|銀座一丁目|東中程》 《割書:山東|正補》 《割書:京屋| 傳蔵| 》
【三列目下段】
《割書:ゑざうし|問屋》 《割書:南伝馬町| 二丁目西側| 山田屋庄次郎》
【左丁】
【十干の図】
甲(きのへ ) 乙(きのと) 丙(ひのへ) 丁(ひのと ) 戊(つちのへ)
己(つちのと) 庚(かのへ) 辛(かのと) 壬(みづのへ) 癸(みづのと)
【十二支の図】
子(ね) 丑(うし) 寅(とら) 卯(う) 辰(たつ) 巳(み)
午(むま) 未(ひつじ) 申(さる) 酉(とり) 戌(いぬ) 亥(ゐ)
南伝馬丁二丁目
東都地本錦絵問屋 山田屋庄次郎板