翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション2

(無病長寿)養生手引草 2巻 - 翻刻

(無病長寿)養生手引草 2巻 - ページ 59

ページ: 59

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【欄外】 手引草 【右丁】 ○右のまじない大 刃(ば)の物を埋(うづ)むは人のすること也 雄黄(いわう)を人にしら さず懐中(くわいちゆう)するは妊婦(にんふ)みづからする事にてなしやすし御 寝間(ねま)の御奉(ごほう) 公(こう)する女中(ぢよちゆう)は此まじなひをなし給ふべし御男子(ごなんし)あらば其身(そのみ)ばかりに あらず君(きみ)の御為なり ▲此条々(このでう〳〵)の外に●腹中(ふくちゆう)の事●気(き)養生(やうじやう)●食(しよく)養生(やうじやう)のこと●まじなひの ことなど猶(なほ)書(かき)のすべき事あまたあれど小 冊(さつ)には尽(つく)しがたくて筆(ふで)を拭(ぬぐひ)ぬ    ○猶養生の心を   朝(あさ)な夕(ゆふ)な手ならしながら心してつかへば筆(ふで)も長(なが)き命毛(いのちげ)    安政五戊午年弥生のはじめの日       九十翁 山東庵京山 【印 凉仙】 【左丁】 【一列目上段】 ○読書丸(どくしよぐわん)  代 百六十四銅 第一きこんの薬腎をとゝのへ眼力をつよくし物 覚をよくすものにくつたくしてしんきつかれたる時 一粒用ひても心さはやかになること用ひて知るべし 大人小児多病にて常によはき人これを用 ゆれば万病をのぞき長寿する仙薬にて五 十年来うりひろめたる寿方なり 【一列目下段】 ○《割書:御くすり|おしろい》白牡丹(はくぼたん) 百二十四銅 この品は私みせにておしろいるゐをはじ めてうり候ときより今に五十年来 ひろめ申候としまの御女中方つけ 給ふうすげせうのおしろいなり御顔のでき もの又はすこしのきりきずはれ物にはびん 付にねりまぜはり給ふべし妙なり 【二列目上段】 ○《割書:男大腎薬|女はらみくすり》懐妊丹(くわいにんたん)《割書:一ざい 五  匁|半ざい 二匁五分》 男はかしらに霜をいたゞくとも是を用ふれば 腎勢わかき人のごとし女は五十い上たり共月やく 見るうちははらむこと妙なり三十年来うり ひろめ候ゆへ此くすりにてやゝさまもうけ玉ひし よし御名もきゝたる女中あまたあり 【二列目下段】 ○《割書:十三味|薬あらひ粉》水晶粉(すゐしやうふん)《割書:一つゝみ| 百三十二銅》 第一常に用ふればいろを白くし一度用ふればかん ばせ玉のつやありいかほどのあれしやうにてもおし ろいよくのりて御かほにつやをいだす・にきび・そば かす・いぼ・ほくろ・でき物のあとおつる・やけど・切 きず・しもやけによし・近年はいと〳〵かしこき 御あたりにても御つかひ游ばさる所あまたあり 【三列目上段】 《割書:江戸京橋銀座一丁目|東中程》【印 巴山人】《割書:山東|正舗》京屋傳蔵 【三列目下段】 《割書:地本|錦絵》問屋《割書:南伝馬町二丁目西側| 山田屋庄次郎》