翻刻
【欄外】手引 上
【右丁】
○吸霞(すゐが)の傳(でん)といふ事
○益気(えきき)の傳方(でんはう)
○長生壷(ちやうせいこ)と言(いふ)器(うつは)の事
○神代(じんだい)より伝来(でんらい)する魔除(まよけ)の禁厭(まじなひ)の事
○胎内(たいない)の男女(なんによ)を知(し)る傳(でん)の事
○変生(へんじやう)男子(なんし)のまじなひの事
以上 目録(もくろく)終(をはる)
【左丁】
無病長寿養生手引草(むびやうちやうじゆやうじやうてびきぐさ)巻上
九十歳 山東菴京山編作
老子(らうし)曰(いはく)一二を生(しやう)じ二三を生じ三 万物(ばんぶつ)を生ずといへ
り一とは天の陽(やう)なり二とは地の陰(いん)なり三を生(しやう)ずとは天地
和合(わかふ)して人を生(しやう)じたる也三 万物(ばんもつ)を生ずとは天人を養(やしなは)ん為(ため)に
万物(ばんもつ)を生(こしら)へ玉ひし也 貴(たつとき)も賤(いやしき)も一日もなくてかなはぬ米(こめ)も天
地の気和(きくわ)によりて生(しやう)じ日本国(につほんこく)中(ちう)半月もなくてかなはぬ通(つう)
宝(ほう)の金銭も其元(そのもと)は天地 気和(きくわ)する地中(ちちう)より出(いづ)る也 其(その)万物(ばんもつ)の
長(ちやう)たる人 父母(ふぼ)の陰陽(いんやう)和合(わがふ)して人躰(じんたい)をうけ生(うま)れ出(いで)てより天
地の気和(きくわ)を禀(うけ)て成長(せいちやう)なす其(その)一代を一年の時候(じこう)にたと
【欄外】 手引草