翻刻
【右丁】
孫博(そんはく)
好で書を読み
道を学ぶ能く
草木をして火
の光りを
生ぜし
む水中
を行ども
衣 不沾濡(うるをはず)
山間石壁を
出入すること
穴のあるが
ことし
【左丁】
【句点と思われる「・」を「。」にす。】
張(ちやう)九 哥(か)
宋(そう)の慶暦(けいれき)年中に京師(みやこ)に居れり。冬の時も単衣(ひとへもの)を着するのみ。燕五是を
奇とす嘗(かつ)て召て与(とも)に飲む。後五に見て曰 遠(とを)く遊(あそば)んとす故に来て別(わか)る。吾
小枝(せうき)あり王を悦(よろこは)しめん乃(すなは)ち羅(うすもの)を取て重(かさね)畳(たゝん)で
剪(きつ)て蝶の状(かたち)を
なす剪るに
随(したが)ひ飛去て
天日を
遮(さへぎ)り蔽(おゝ)ふ少頃(しばらくあつ)て
之を呼べは皆
来り復(かへつ)て
元(もと)の羅(うすもの)となる