翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

火水風災雑輯. [2] - 翻刻

火水風災雑輯. [2] - ページ 73

ページ: 73

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【上段】 御ごた〳〵との御文みるのもいやに  おはしま候なれどはいしほゝ せんしはにくふぞ〳〵はたくさらと  御ゆらせみなしおそれ入江可に候まゝ もふしばしんに御ゆらせは永代よし  /岡丁(おか)になつれ度おたひの人の /其(その)/癖(くせ)にわる/鯰(なまづ)るく/弁天(べてん)して/発余(しよくわい)を  /晩(ばん)から/安宅(あたけ)だしお屋しきさんの やぐら/下鐘(したかね)つき/堂宮破(どうみやこわ)しなり  /多(おゝ)くの人中はぢもせずゆすり がたりれ/性悪(しやうわる)を/聞(きい)てとむねを/佃(つくだ)丁  どこの二/階(かい)へゆるふとゝもじやまの /宿(すゆく)にされなんすわづかばかりの/花(はな)  川戸まけばぢまんしで/世直(よなを)しと 下付合がよいいゆへに/焚付(たきつけ)られて  /燃(もへ)あがり/焼(やけ)ぼつくらひにて 御かはひら成々ても/神々(かみ〳〵)/様(さま)や  /聖天(せうでん)町田丁にごぞる/法印(ほういん)さん お/守(まもり)お/札(ふだ)でばちを/的(あて)ふうじこめ  なゝまゝ/要(かなめ)さんの下に/尾鰭(をひれ)を/縮(ちゞめ) /堅(かたく)しんぼうなそれくどふも〳〵此すへ共  かならずいゆらそなきやう神かけ       ねんじほゝこれでいよ〳〵         めじるしと 畷しき         万代屋内  なまさんへ        ゆたか   おとゝひござれ 【下段】 ばた〳〵文して申上ほゝすぎし  二日の/初会(しよくわい)よりゆり〳〵と御めに たり家蔵こはし幾地のうへ  はなしわたしが田町以/打(うち)あかし /衣紋(ゑもん)づゝものほれこんで/旦那(だんな)の  手まへやかみぬのするを付こみ ぐら〳〵と十月一はいかよひつめ  まいらせ候へどもおまいは/狐(きつね)に ■■で/逃(にげ)かくれたり/野宿(のじゆく)をなつれ  大道中へ/伏(ふし)み丁どつちの/角(すみ)たづね ても/私(わたし)がゆると逃るのは/鯰(なまづ)るい身の  勝らぐらと御そげすみもあらん なれど/水道尻(すいどうじり)をあび候江戸つ丁には明く  候へ共かしまでは名を/揚屋(あげや)丁きのふ 京町さと明れて地もぐりぶしの婦るひ  /声(こへ)をだいほゝへばかた以石/坂蔵(がきくら)の /壁鬼(かべおに)のやうなる/尾(かはら)まで/蔵(おつこち)に/成(なり)候まし  御まへへつなれなき御事ばかり/烏(からす)の 仲の丁はあれどわするゝ/隙(ひま)はこざなく候ゆへ  火事きやうに/燃立(もへたつ)おもひけしな候まゝ /土蔵(どぞ)〳〵こしまき迄御/取崩(とりくづ)し成/色(いろ)よ記  御兵事ねかひひゝなまづはぐわら〳〵         ゆり度あかし  けふし お記のどかくへくまいる          奈海そり