翻刻
【右丁】
骨砕補(こつさいほ)
せいれうかつら
【左丁】
暖国(たんこく)の山中に生(せう)す四時 凋(しほ)ます根(ね)の形(かた)ち扁(ひらた)くして小指(こゆひ)の大さ萆薢(ひかい)《割書:あまと|ころ》又 薑(きやう)《割書:せう|か》に似(に)て
石上に貼(てう)し緑色(みとりいろ)にして黄褐色(ちやいろ)の毛(け)あり漢舶(からより)持渡(もちわた)る処(ところ)の物(もの)と異(こと)ならす嫩葉(とんやう)は叉岐(また)なし
杏(きやう)《割書:あん|す》葉(やう)又は石韋(せきい)《割書:ひと|つは》に似(に)たり根(ね)年(とし)を経(ふ)る物(もの)より生(せう)する葉(は)は三七に似(に)て硬(かた)く又 小呉風草(せうこふうさう)
《割書:ほろ|きく》に似(に)て薄(うす)く長(なか)さ一尺 許(はかり)蘇頌(そせう)宗奭(さうせき)時珍等(じちんとう)皆(みな)岐葉(または)をなして椏欠(あけつ)あるを云(いふ)に符合(ふかう)す
一種 加州の産
形状(かたち)相似(あいに)て葉根(はね)皆(みな)小なり