翻刻
【右丁】
とふ事。登(のほ)る事はならず。空見(あをむい)た皃は節用(せつやう)
にある。甘露(かんろ)降(ふる)といふ皃でもすまず。是は〳〵と
斗(ばかり)花(はな)のよしなき。腐儒(ふじゆ)にたら□【さヵ】れ。地獄中が
大騒動(おふそふどう)。蛮内は暫(しはら)く山上に休し。此上はもし
黒鬼がいふ通り。舌を抜れた時は。えもこも
失うやふなもの。もふ地獄にはいられず。是
から直(すぐ)に山越に。極楽への抜道を尋。若も今
までの。腹が蛮内ではすまず。空来山人と。
【左丁】
自分(しぶん)に名のり。ちと極楽でしやれませふ。
しかし今迄はちつと古(ふる)ひが。例(れい)の大(おふ)きに
お世話と《割書:云| 云》
腐脱散人誌
【右丁 左欄外】佐埜兵 【小判印】平林
【左丁 右欄外 小判印】平林
【同 頭部欄外ラベル】
特1
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