翻刻
【右丁】
わからぬ事のみ多(おふ)かりしを。韓田(かんだ)の
辺(ほとり)に目の一つある男。此一巻を
うかゝひ見て。あまねく世上の
目明(めあき)千人へ。ひろむる事とは
なりぬ
淡水述
【印陰刻と陽刻各一つ】 淡 淼
【左丁】
翻草盲目(ほんそうもうもく)
李(り)氏の母(はゝ)或(ある)る【ママ】夜(よ)の夢(ゆめ)に。大 白星(はくせい)懐(ふところ)に入と
見て。李白を産(うみ)。金銀(きんぎん)星が出ると。大星(あふぼし)
由良(ゆら)之助が当ること。世 上(ぜう)万人の知る所也。
火吹竹(ひふきたけ)を見て。放屁(へつひり)漢(おとこ)を産(うむ)とは。風来(ふうらい)
山 人(じん)の。放屁論(はふひろん)に見へたり。爰(こゝ)に腹(はら)が
蛮内(ばんない)といふものあり。母ある夜の夢に
【頭部蔵書印】
帝国
図書
館蔵