翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

翻草盲目 - 翻刻

翻草盲目 - ページ 7

ページ: 7

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【右丁】 を小児([こ]ども)の如く思ひ。何によらす大 言(けん)をぬかす 其罪(そのつみ)大(おゝ)ゐ也。《割書:サア〳〵》夫にも言訳有也と。高坐(かふさ)を たゝきたて。弱(よわ)身を見せぬ有 様(さま)に。蛮(はん)内 少しも騒(さわ)がす。呵(から)〱(〳〵)と笑ひ《割書:我》娑婆(しやば)にて。 万人を小児の如く思ひしも。万人我おらが 才に及ひなき故也(ゆゑなり)。又名もなき物 漢名(かんみよう) 蛮名(はんめい)を付しも。未(いまた)世 俗(そく)知らざる故(ゆへ)われ其 名を改め。本 草(そう)諸書(しよしよ)に引 当(あて)号(なづけ)し也。 【左丁】 是世 界(かい)俗(ぞく)多き故也。万人 周(あまね)く我をそし る者。喬木(きやうぼく)は風に悪ると言ふに同じ。我より も大王が分らず。人を治んと欲(ほつす)る者は。善(よく)先 己を治む。預弥国(あみこく)【注】を司(つかさ)どり一世界の外に 地獄と言ふ別世界を預る身にて。漢(から)風の 九罭(きうこく)衮衣(こんい)を着(ちやく)し。十王俱生に至まで。皆□【々ヵ】 唐風(からふう)の衣を着し。其身は釈迦(しやかに)如来の 支 配(はい)を爰。天 竺(ぢく)の蛮服をも着すならば 【注「預弥国(よみこく)」=よみ(黄泉)も国。人の死後、その魂の行く所という。あの世。振りがな「あ」は誤記ヵ】