東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 4

絵本写宝袋 9巻 1之巻 - 翻刻

絵本写宝袋 9巻 1之巻 - ページ 10

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【右丁】 【上段】 風折(かざをり)狩衣(かりぎぬ)之(の)図(づ)【見出し囲み文字】 鷹野(たかの)などに畫(ゑかく)なり 狩衣(かりきぬ)は冬春(ふゆはる)は裏(うら)あり 夏秋(なつあき)はなし紋(もん)さだまりなし ○飛紋(とびもん)を畫(かく)袖結(そでくゝり)あり  四季(しき)ともに一重(ひとゑ)狩衣(かりぎぬ)を用る  事(こと)もありと ○裏(うら)白(しろ)き時は腰帯(こしおび)白し ○こしおびは衣(きぬ)の切(きれ)なりといふ  ともの色(いろ)に仕立(したつ)る  高位(かうゐ)は後(うしろ)の裔(すそ)長(なが)し ○大帷(かたびら)単(ひとへ)などの表(うへ)に着用(ちやくよう)  の事(こと)もあり ○奴袴(さしぬき)ふぢ色 白(しろ)無紋(もんなし)  むらさきうすあい無紋(むもん) 【図に対する注は画像中で翻刻】 【左丁】 吉備大臣(きびだいじん)之(の)像(ざう)《割書:はじめの名は|下道の真備(まび)》【見出し囲み文字】 【上方】 孝霊天皇(こうれいてんわう)第(だい)三 王子(わうじ)稚 武彦命(たけひこのみこと)に 備州(びしう)を賜(たま)ふ其(その)後胤(こういん)真備(まび)元正(げんしやう) 天皇(てんわう)の御宇(ぎよう)霊亀(れいき)二年 公(こう) 学文(がくもん)のために入唐(につたう)して 五 経(きやう)三 史(し)陰陽(おんやう)諸芸(しよげい) こと〴〵く伝(つたへ)て 帰朝(きてう)し給ふ 又 孝謙(かうけん) 天 皇(わう)天平 勝宝(しやうほう) 二年に遣唐使(けんたうし)と なる同六年 帰朝(きてう) 加茂氏(かもうじ)の祖(そ)也 又 曰(いわく)聖武天皇(しやうむてんわう)の御宇(ぎよう)日本(につほん)より 大 唐(たう)へ貢物(みつきもの)をおくるに安倍仲麿(あべのなかまろ) を使(つかひ)とす武帝(ぶてい)貢(みつき)物 微少(ひしやう)也とて 仲麿(なかまろ)をころす其後(そのゝち)又 吉備大臣(きひだいじん)を 【下方左:後ろから五行目より】 使(つかひ)として唐(たう)へつかはさる才智(さいち)を試(こゝろ) みんために碁(ご)を囲(うた)しむ仲(なか)まろが 霊(れい)来(きたつ)て教(おし)ゆるによつて吉備公(きひこう)是 にかつ又 文選(もんせん)と野馬臺(やばたい)乱文(らんもん)の詩(し) を読(よま)しむ又 霊鬼(れいき)来(きたり)てこれをおしゆ 【図に対する注は画像中で翻刻】