東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 4

絵本写宝袋 9巻 1之巻 - 翻刻

絵本写宝袋 9巻 1之巻 - ページ 31

ページ: 31

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【枠内 右から横書き】 鶯(アウ)【左ルビ:うくひす】 宿(シユク)【左ルビ:やどる】 梅(バイ)【左ルビ:むめ】 後鳥羽(ごとばの) 院(いんの)時(とき)京 洛(らく)に寡婦(やもめ) あり園(その)に 一株梅(ひともとのむめ)を 植(うゆ)紅白(こうはく)相交(あいまじは)る 【左帖】 其花(そのはな)最(もつとも)異(ことなり) 毎春(はるごとに)鶯(うくひす) 有(あつ)て 来(きたり)宿(やど)す 可謂(いひつへし)鶯花(あうくわ) 相得(あいうると)《割書:矣|》 為勅(ちよくして)之(これ)を 被召(めさる)婦(おんな) 和歌(わか)を作(つくりて)云(いわく)  勅(ちよく)なれば   最(いとも)賢(かしこ)し  鶯(うくひす)の宿(やど)はと問(とは)ば    いかゞ答(こた)へむ 故(かるがゆへ)に帝(みかど)叡感(ゑいかん)ありて 移(うつ)し給(たま)はず 是より鶯宿梅(あうしゆくばい)と曰(いふ) 【右帖下部】 一/説(せつ)に此女は 紀貫之(きのつらゆき)の 妹(いもうと)なるよし もいふ