伊那市×みんなで翻刻

コレクション: 内藤家資料 (1) 2

藩翰譜(六) - 翻刻

藩翰譜(六) - ページ 43

ページ: 43

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【右丁】 盛政終に城をさつて北畠殿の御方に参る《割書:事 太閤記幷に|家忠日記等あはせ》 《割書:按ず|へし》盛政か嫡男修理亮重政はしめは長次郎と申して 是も織田殿につかへ佐久間右衛門尉信盛か手に属す信盛 罪かうふつて高野の奥にこもりしに彼か手の兵二万 余騎をの〳〵さま〳〵なりゆきしに重政一人信盛か先途 を見んするとて同しく高野におもむく扨も岡田 既に 誅せられぬと聞て 秀吉大にいかり軍勢を催し伊勢 の国に発向す佐久間駿河守正勝北畠の御方して長二郎 重政等を宗徒の大将とし都合其勢五千余同しき 三月九日嶺の古城に要害かまへ亀山の城を攻んとす 【左丁】 同十日秀吉の軍勢嶺の城にをしよす正勝重政 うつて出つ みかた散々にうちなされうたるゝもの 三百余人正勝すてに自害せんとす重政大にいさ めて城中に引返す敵つゝゐて攻来る 佐久間 山口 又城中より きつて出つ 徳川殿の御勢うしろ まきすと聞えしかはよせ手は城を攻も得す日既に 暮におよひけれはうちのこされたる軍兵を引具して 正勝重政一方をうちやふつて 長島の城に帰り けり政勝又尾張の国蟹江の城にこもり 重政 大野の城にこもるかゝる所に正勝北畠殿の仰に