← 前のページ
ページ 107 / 118
次のページ →
翻刻
浮(ふ)
泥(でい)
国
此国 板(いた)をもつて城(しろ)
とする也王の居(ゐ)
所(しよ)のやねをたら
葉(よう)【多羅樹の葉】をもつてふき。
民(たみ)のいゑをば。草
をもつてふく也。此国に薬樹(やくじゆ)【左に「くすりのき」と傍訓】有。其 根(ね)を凡てせんじて
膏(こう)とし服(ぶく)す。又身にもぬる。しかる時(とき)はたとひ兵刃(へいじん)【「刃」の左に「やひば」と傍訓】
にやぶられても。死(し)なざるなり。死(しゝ)たる時(とき)は棺(くわん)に入て
山中にうづみおさむるなり。二月にそのまつりを
する也七年こえて後(のち)は。まつらず。俗共(ぞくとも)おごり〳〵て