← 前のページ
ページ 13 / 118
次のページ →
翻刻
ましはり感(かん)じて生(しやう)ず此国の主(しゆ)【「ぬし」と左側に傍訓】として民(たみ)みな
したがふ白鹿(はくろく)の生ずる廿五 世(せ)を貼木真(てうほくしん)と名づく
是大 蒙古(もうご)と云(いふ)。ひそかに帝王(ていわう)と称(せう)す。是より
四 世(せ)の孫(そん)【「まこ」と左側に傍訓】忽必烈(こつひつれつ)【「れツ」と左側に傍訓】すでに。中国の天子(てんし)となれり
国人つねに猲(かつ)をこのみて。羊馬野鹿(やうはやろく)【「ひつしむま しか」と左側に傍訓】の皮(かわ)を
衣(ころも)とす
巴(は)
赤(せき)
国(こく)
此国人
つねに林(はやし)木(き)のうち
に住(すまい)して。田をつ
くる。又馬をいだし
あきなふ。応天府(おうてんふ)
よりゆく事一年
にして此国に
いたる