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翻刻
三(さん)
仏(ぶつ)
斎(せい)
国(こく)
此国 南海(なんかい)【「みなみうみ」と左側に傍訓】のうち
にあり広州(くわうしう)より
舟をいたして南
北の風十五日に
していたるへし
惣門(さうもん)より入(いり)て五
日にして其国
中にゆく木(き)をもつて柵垣(ませがき)を作りて城(しろ)とす国
人よく水(みつ)にうかぶ。其人みな薬(くすり)を服(ぶく)するさらに
矢(や)もたゝず。かたなもやぶらず。此ゆへに諸国(しよこく)に覇(は)
たり。其国の地に穴(あな)あり牛(うし)数万(すまん)わき出(いつ)る人是
を取て食(しよく)とす。後の人其 穴(あな)に垣(かき)をゆふより又うし