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翻刻
真(しん)
臘(らう)
国(こく)
此国 広州(くわうしう)より舩(ふね)
をいだして。北風(きたかせ)
十日にして。此国に
いたるべし天気(てんき)
さらにさむき事
なし。妻(つま)をめど
るには。男(おとこ)まづ。女の家(いへ)にゆくとなり。国人もし女子(むすめ)を
生(しやう)ずれば。九 才(さい)のときに僧(そう)を。よびて経(けふ)をよまし
め。其女子の身より。血(ち)をいだし。其ひたいに黥(すみ)
す。しからざれば。国人めどらず。もし人の妻(つま)。他(た)人
と通(つう)ずれば其男 大(おほき)によろこびていわく。我妻(わがつま)