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【上段】
たるには ざうげの粉(こ)を水
にてとき付くれは其まゝ
ぬくるなり
一のどにほね立たるには
鯉(こい)のうろこをよくあぶり
粉(こ)にして水にて呑はたち
まちぬくる也
〇又ゑの実(み)粉にしてのみ
てもよし
〇みかんのたねを黒やきにし
水にてのみてよし
〇白げいとうかやのみせん
してのみてよし
一やけとの薬くちなし
のねをかみのあふらにて
とき付てよし又しやう
ゆうをぬりてもよし
【下段】
俊恵法師(しゆんゑほうし)
夜(よ)もすがら
物(もの)思ふ
ころ
は
明(あけ)やら
て
閨(ねや)のひまさへ
つれなかりけり