翻刻
〽(ふぢ)おまへマア、そんなことアどうでもいゝじやアねへか、
わたしがするとをりになツておいでヨ、トそばへ引(ひき)
よせて、おとこの帯(おび)もわが帯(おび)も、とくより恋(こひ)にこが
れつゝ、股(また)ぐらへ手(て)をさし入(い)れ、一物(いちもつ)をにぎツて見
れば、年(とし)のいかぬに似(に)もやらで、ふとくたくましきこと
いはんかたなければ、おふぢは思(おもひ)の外(ほか)にえならずよ
ろこび、サアトあてがふをりからに、男(おとこ)もいつかこう
しやにて、さねがしらのあたりを、そろ〳〵と一物(いちもつ)
にてこすりければ、おふぢはよさにたへかねて、もだ
へてだきつき、入(い)れておくれといひながら、尻(しり)をもぢ〳〵
もちあげて、物(もの)をもいはでありければ、男(おとこ)もこゝぞ
と、ぬツと入(い)れてすぐツと出(だ)し、入(い)れたり出(だ)したりす
るほどに、おふぢは久(ひさ)しぶりでのことゝいひ、いよ〳〵ます〳〵
たへかねて、《割書:アヽ| モウ》どうしやうねヘ、いツそもう、かんしん
だト、おやしきの地(ぢ)がねにて、《割書:ヌル〳〵| ベタ〳〵》出(だ)しかけ
て、いくよ〳〵とはかなくもいはざるは、さすが宮(みや)