Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5630 (2) - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5630 (2) - ページ 51

ページ: 51

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めよと命じ漁夫には黄金四百両を賜はりけれ ば漁夫は未だ斯(かゝ)る大金を得たることなければ若 しや夢ならんか夢ならば永く醒ざれと祈りつ ゝ先づ試みに市に入り物を買ふたる後初めて 其夢ならざるを悟り歡喜言ふべからざりし却(さて) 説(また)厨婦は宰相の命を受け鱗を去り膓を抜き清 水に洗ひ鍋に油を澆ぎ火に上せ既に下面 炒(や)け 得て十分ならん返して之を炒かんと返し卒る や卒らざるに忽ち見る厨壁左右に拆(ひら)けて入り 来る物あり厨婦驚ひて之を見れば入り来る者