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に行はれんこと必せり如何(いかゞ)はせんと悶へ嘆きて
止ざりけり斯(かゝ)る處に宰相は再び厨房( |くりや)に入り来
り調理了りたるやと尋ねたるに厨婦は有りの侭
に之を語り寛仁の處置を願ひたり宰相は厨婦
の物語を聞きて大に驚きたれど之を帝に奏
せす程䏻く其塲を執成し直ちに漁夫に人を走
せて前の如き四魚を求めけるに漁夫は明朝之
を奉らんと約し次の朝未明に彼湖に至り網を
下したる所再び昨日の如く四色の魚四尾を得
たりければ約時を違へす宰相に呈しける宰相