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り數千の金剛石ならすば必ず數万の眞珠なら
んと怪しまるゝばかりなる數千條の水を噴(は)き
出し室の中央に湊合( |あつまる)して一條の瀑布を成せる
なりさて四方を觀る所に此城には園庭甚多く
中に各種の嘉花竒木を栽へ又珍禽群を成して
飛鳴し鳥の飛び去るを防ぐ為ならん黄金の㒺
を園上に張れり帝は其構造の壮美を驚きなが
ら尚ほ若干の房室を打過ぎ玉ひたる時夜前よ
りの倦怠(つかれ)を覺へ玉へば暫く休憩(いこは)んと逰廊に𫝶( |す)
下( |はる)し園面を望み玉ふ所に忽ち聞く壁を隔てゝ