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やるかたなく手を拱ぬき頭を垂れ黙し玉ひた
り暫時(しばし)ありて少王天を仰ひで大息し吾が今日
の不幸は决して人事ならす必らず天意に依れ
るならん是を以て苦惱を忍んで人天を恨みず
只願くは上帝吾が誠心を鑑みて将来の幸福を
與へ玉へと祈念しける是時帝は少王の資質(うまれつき)善
良なるを知るからに。愈(いとゞ)不愍やるかたなく。いか
で為めに怨を報ぜしめんと心を决(さだ)め少王に向
ひ世間君が如き危禍に苦しめらるゝ者二人と
はあるべからす唯君の傳記中に尚ほ一事の不