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足する者あるを覺へたり其(そ)は他にあらす即ち
復讎の一事なり余必らず力を盡して君が為め
に復讎を謀らんと此地に来りたる一五一十(いちぶしぢう)を
少王に告げ復讎の計策を相謀り毒后毎朝少王
を苦めたる後姦夫を見舞ふこと及び姦夫が言語
する能はざるを歎く等のことを聴得て帝忽ち一
計を工夫し少王に示しければ少王甚だ之を悦
び明日其事を行はんと帝は夜も䦨(ふけ)たる時少し
睡眠(まどろみ)玉へども少王は妖婦に魅(み)せられてより以
来一𠜇の睡もならざれば帝の為めに周夜(よもすがら)警備(こゝろづ)