翻刻!江戸の医療と養生

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広益秘事大全 3巻. [2] - 翻刻

広益秘事大全 3巻. [2] - ページ 35

ページ: 35

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【右丁頭書】 一枚づゝへだてゝ段々(だん〳〵)にかさね上 てうつかくのごとくする事三四度 一 張(ちやう)もねばり付 合(あひ)たる紙(かみ)なき にいたるを度とす再(ふたゝ)び五七張づゝ 取て打かへし石盤(せきばん)にてうち とゝのへその光(つや)滑(なめら)かにして油紙(あぶらがみ) のごとくになりたるをよしとす ○地(ぢ)をしたる紙の皺(しは)を熨(の)す法 地(ぢ)をしたる紙を水ばりにして 干て後 茶筅(ちやせん)にて右のかみに 水をうち幾重(いくへ)にもかさねて おもき壓(おし)をかけておけばしは のびてよろしくなる也 【右丁本文】 継(つぎ)たてゝ摸様(もやう)は心任(こゝろまか)せに絵具(ゑのぐ)にてかくべし 小紋(こもん)はから紙(かみ)の板木(はんぎ)のごとくこしらへ置べし このもやう出来て後/菎蒻(こんにやく)だまの皮(かは)をさり おろし雷盆(すりばち)にてよくすり水見合に入て紙(かみ)に ひき日(ひ)に干(ほし)て後(のち)よく〳〵揉(もむ)べし随分(ずいふん)と つよきもの也/継目(つきめ)の糊(のり)は芋(さといも)を焼(やき)て皮(かは)を去(さり) 押合(おしあは)せて用ゆこんにやく玉もよし又右の 紙(かみ)にて足袋(たび)を造(つく)り或(あるひ)は畳(たゝみ)のへりにも用ゆ つよき事/革(かは)のごとし  ○うら打紙(うちがみ)を水に入(いれ)ずして離(はな)す法 一 米櫃(こめびつ)のうちへ入れ米(こめ)にて能々(よく〳〵)埋(うづ)みおく べし一夜ばかりして取出(とりいだ)しみればよき程(ほど)に しめりてはなるゝ事/妙(めう)なり 【左丁・白紙】