翻刻
こゝに
三郎左衛門が
かり人仲間【狩人仲間】
両人高沢山
しゐの木村を
通りける所に三郎□…【紙の破れ】手を
おひてふしゐたり□…【紙の破れ】ば【伏しいたりければ?】
大におどろきかけ□…【紙の破れ】
かいはう□…【紙の破れ】
かつて
身に覚へはないがあやしき
姿のもの大ぜい
前後より取つくをけた
をしふみたをし
するゆへ入道
■やつてのど ぶへをくひ
破りぬ大事の 手なれば
正気みたれと 覚へずといひおわつて
いきたへたり
【下段】
もり山弥太八何ものが手をおふせたぞしやつつらを【しゃっ面を】
覚えてかとふじや気を
はつきりと
もたふ
ぞや
かはづか三□【郎左衛門ヵ】【紙の破れ】
さいご
に至□六
もふだまらぬ
ふびんやあつたら
おとこをころすか
なむあみだ仏〳〵
【左ページ】
かくて両人の
かりうどいそぎ三郎左衛門が
方へ行さいごの有さま
物がたりする
何とも■へぬ事共もし
山神のたゝりでも
有ての事かさりとは
残念な事かみ様の
心ていさつし
ました
女ぼう
おまん
なげく
しなれた人は
ぜひに及ぬ是からは跡が
大事でござる
はや
家来
おに介