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もしちに流れてしづむみは云々 あたち郡三 河(カハ)島村にあんちせられて
りやくある事をしるす「此頃は門前にとうじばできけれはうきよの遊人おほく
此三川しまへ来てあそふ事となりぬ」といふ文あれは椎園按るに此さうし
は三川島の不動はやりし事ありて其時にかきしものならん
《割書:兼(カネタル)読本 ̄ヲ草双紙| 在于爰(コヽニアリ)身金言(ミニナルカネコト)》 《割書: |三 つるや板》 《割書:作名ナシ|画名モ》【在于爰身成金言】
弘化の頃山州のらう人 秦(ハダ)の平次の妻おつとを失ひ一子伝三と云をよく教へ
そたて伝三も孝心ふかき事母子とも心正しく母は子のためにさいゑんする事又
そのよめも貞女なる事をかくましめなるもの也「今寛政うの年に云々と云
文あれはその年のさうし也
《割書:六冊 懸(ガケ)|徳用草紙》 《割書:壬戌 《見せ消ち:寛政十四カ|享和二ナラン》|三 つたや板》 《割書:馬琴作| 》
此さうしは表題の通り上の段は五大力 三画訓読(ミツノヨミコヱ)といふ表題、下の段は売 ̄リ切 ̄レ
申候切落咄と云表題にて本文は勝間源五兵へさゝの三五兵へ【人名確認済】五大力の作りかへ
也下の段は上なる本文のゑに合せて作りし落し咄也かへつて本文より落し咄
のほうがおもしろし
浪速秤(ナニハバカリ)華兄(ムメノ)芬輪(フンリン) 《割書:寛政十三辛酉|つる喜板》 《割書:馬琴作| 》
大坂のなにはの梅次郎と云りちき男馬琴が所へ来りて天は秤の如くたるみ
ひつみなき事を物語るを趣向にして作りたるをほつたんとして夫婦の重さ
おんあいの重さ親の恩の重さわか身の重さ世渡の重さたのしみの重さ恋の
重荷の目方。六文銭の重さ命の重さなとにてそれをいち〳〵におかしみまじり
におしへみちびく註釈したもの也 六文銭の重さ《割書:青砥左衛門の|故事をひく》の所にわが友何かしが
歌に「ふんどうのおもりは下へたれたまへうきをはかりのめのとゞくたけ」巻末に
浪花の人の趣向をとりてたはれたる草紙を作るとて
なには津の客や此たひふとあひし今のはなしをかくや此作馬琴
《割書:筆畊作(フテノカウサク)|稿裁着(シタヱノウヘツケ)》種蒔(タネマキ)三世相 《割書:壬戌享和二|三 つる喜板》 《割書:馬琴作| 》
自序あり 上略ちりやたらりや弧度御mたらしのけさくにとんと板元の文はちづかに及
べ友あんじのないはさりとは〳〵しんきな事じやへ筆のてまへも恥しくことしはあてゝひやうばんに