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山川や桃右衛門と云者四十を過て一子なしその妻ある時せんたく川といへる川にて
一つくきに桃の二つなるか流れ来りてひろひかへりて夫婦此もゝをくらふに一つは
あまく一つはにがしこれより桃右衛門か妻くわいたいして両頭の子をうむ
をほつたんとし成長するにしたかひ一つのくひは善心一つのくひは悪心なる
事をいろ〳〵おかしく作れり
《割書:こつちにも|くわうじんさま》有松染の始 ̄リ 《割書:文化八| 》 《割書:一九作| 》
一 ̄ノ谷嫩軍記 《割書: |三》 《割書: |春英画》
楠三代記 五
《割書:小口に| 》於臍茶 三
はらのあつまのまんなかに下やといふ処にへそと云ものありまことにあんらく
いんきよのみにて云々といふをほつたんとし両足がふそくをいひてむほん
をくわたて頭をなやます事なとありへそが和をむすふなとおかし
くかけり巻末きれて作銘ありやしれす
筆津虫音禽(フデツムシコヱノトリ〳〵) 《割書: |三 つるや》 京伝作
これはおかしきちなみある禽獣草木をとり合せて■れにちう解(カイ)をつけ
たるもの也風車にみゝづくをはしめとしてひやうたんに駒鳥
九年母にだるまいんこ先代萩に女郎蜘むぎ茶に油鶏? おみなへし
にお玉じやくしのゑいろ〳〵ありされとも京伝なしては妙作ならす
安倍清兵衛一代八卦 《割書:寛政九丁巳| 三 つるや板》 馬琴作
きつねのくづのはのうみし安部のとう次子供の時より才物にてあまりいきすぎ
てはぢをかく事などありてついにうらないしやとなりいろ〳〵おかしき事あり
御慰忠臣蔵之 攷(カンガヘ) 《割書: |二 つるや板》
忠臣蔵の文の処をば残らすはんしものゝ画にてかきしもの也「【判じ物の図、逆さまの仲 手 本】云々」
堪忍五両 金言語(コガネノコトノハ) 《割書: 丙辰|三 つるや板》 馬琴作