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云々と長明か方丈の記をもちり書きし□■し本文のはしらに吹矢の的にあたる音の
ガツタリを合多理(ガツタリ)にて多くの理を合すとこぢつけて世の中の人情すへて吹矢の如く
いろ〳〵の物を出すにたとへておもしろくおかしくつゞりたり巻 末(マツ)に作者京伝が吹矢をもちて
とぐ矢の根五郎の見たておもしろし
怪物(バケモノ)徒然草(ツレ〳〵グサ) 《割書: |二 つるや板》 京伝作【コマ27】
自序に 上略 蛍合戦の明(アカリ)をかりて六出(ユキ)女の燈(トモシビ)をかゝげ剪(キリ)禿の筆を執つ
て云々とかきたるはおもしろし本文のかき出しにも「夫 ̄レ ないといふやほがたうとく
みぬといふバケモノはたうとし」と書しもおもしろししゆかうは化物がかへつて人げんに
おそれるいろ〳〵おかしき事也化物が百物がたりをまつぴるまあんとんつけてするをほつ
たんとす巻中にせつぶんの夜夫婦けんくわの内へ鬼がきて大にはつ恐れ一首を
よむ「ふくは内とまめはまけともおろかさは心の鬼のにげゆきもせず」
朝比奈異国めぐり 《割書:寛政四子|二 つるや板》 京伝作【霞之偶春朝日名】
朝比奈島めぐりして大人国小人島せい高島にようごの島くろんほうせんきやう国の
人八人を日本へつれきたりみせものなとに出しかねもふけせし事をおかしく作る
新極楽世界の咄 《割書: |三》 《見せ消ち:京伝|柿発斎》作 北尾政美画
《見せ消ち:自|京伝の》序に 上略「川には涼みの舟(フネ)後光をつらね陸には涅槃の別床(ワリドコ)をならべ仏の顔
も三会目には凡夫の箔をはがさんと欲す云々とかきたるはおもしろしこのしゆかうは
日本へ仏法わたりてより後生願ひ多く地こくはこんきうし極らくははんじやう
□【過ヵ】て仏の居所なけれは新こくらくをこしらへんとしやか諸ほさつとそうたんの上
三づ川のなかづにかりたくをこしらへていろ〳〵おかしき事大文珠やまたは
大仏や丈六の衆?名?もおかし女郎はかふのぼさつ天人たち也思ひの外おもしろき
作也大出来〳〵
二重緞子三徳兵衛 《割書: |三 いづみや板》 《割書:慈悲成作|豊国画》
一寸徳兵衛と平野や徳兵衛天ぢく徳兵衛の事をおかしく作れり三人か善ごんをするしゆかうしまいに三徳兵へが見さる聞ざるいはざる
のみえ《見せ消ち:一寸徳兵衛平野や徳兵衛|おかし三人が徳行》袁了凡か功過格のやつしにて悪いくろ豆善い白豆を用ゆ白豆多くなりて三人か白豆
多くなりて三つの蔵をならへたつる細工するもの是をみて三徳といふものを思ひつきぬひ
はじむ是を入三とくのはしまり也といふを落とせり
堪忍袋緒〆 ̄ノ善玉 つたや板 京伝作【コマ41-42】
陰徳両方 吉事計(ヨイコトバツカリ) つるや板 貸入 万宝
作 ̄リ習 ̄ヒ酒 ̄ノ佐 ̄ノ字 つるや板 同 万亀作