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翻刻
月日およひ草紙を費し候事さりとはたはけの至り殊に
去春なぞは世の中にあしきひやうきをうけ候事深く
是らをはぢ候て当年よりけつして戯作相やめ可申候
と私方へもかたく断り申し候へ共云々当年ばかりは作いた
しくれやう相たのみ云々○浦嶋太郎なか洲のとね川や
お鯉(り)のに馴初るをほつたんとし人魚をうませしよりつり
ふねの平次と云者かの人魚を得て女房になしてよりさま〳〵
の事人魚むけんのかねつく事人魚女郎に身をしづ
める事人魚つかひといふぢぐりなどいろ〳〵おかしく面白
作りたり
世上 洒落見(シャレケン)絵図 三《割書:蔦や板|寛政三》 京伝【コマ134】
序の後に「山東京伝識于菊亭」トアリ○世の中しやれ〳〵し
て市川団十郎の内の体を芝居でするをはしめとし開
帳も本尊はやめにしうつくしい娘といろ男をたゝせ置くなど
より世の人いろ〳〵にしやれる事をおかしく■■【穿ちヵ】しるせり
針程な棒程目がね 二《割書:□□もの歟| 》 南陀伽紫蘭作【針程物棒程目鏡】
「黒したてにほそみのおたちをきめてくろ□にかいきの風
ろ敷つゝみをもたせ云々「げいしやのことば□□」ヲコトコシキ
サカンクトコンタカブクサカタカノコト」
キ 小人国 毇(コヾメ)桜 三《割書:つた板|寛政五》 京伝【小人島毇桜】【コマ30-31, 128も】
小人島の事をおかしくしるしかの国に豆右衛門といふ智者
ありていろ〳〵の智恵をふるふ事をおかしく作れり
キ 《割書:大谷|徳治》どうけ百人一首 三《割書:泉市板|寛政五》 《割書:恋川好町作|豊国画》
序文の後には「すきや店舗のあるし真顔題」トアリ好町は
即真顔の事歟○巻中屏風に「勧雛硝子巵白酒
不須辞、桃発多馳走、人形御客姿、右上己 鹿杖山人」トアリ
○百人一首の歌をじぐりそれを趣向にしてさま〳〵のおか