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コレクション: 稗史叢を読む

稗史鈔 - 翻刻

稗史鈔 - ページ 49

ページ: 49

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 いくばくぞ筆をかへして箸となし、机をそむけて枕とす  名を読てわれに利なく書をあらはして、恥を残す、儒に  あらす仏にあらす、造化の麁相何そ馬琹【=琴】をうめる  嗚呼」世の中にたへてあぐらのなかりせばしとねのこゝろ  のとけからまし キ 鯨魚尺(クシラザシ)品革羽織   三《割書:つる喜板|寛政十一》   馬琴  漢文にてまじめの自序あり鰌海中大魚也、一名海龍王、  雄曰鯨、雌曰鯢、左伝正義 ̄ニ述異記広輿記、博物典彙、  正字通之旧説、各有異同、而独遺漏于李氏本草綱  目、何邪、云々  はしめにくじらの類をこぢつけあつめ山くじらなめくじら  後生くじらみくじらの類也熊の浦の一のもりりやう四郎  といふ大きな事のすきな男江戸見物に□□【遣る?】事より大きな山  考へくじらをつる工夫をして■■■〳〵くしらをつりみせ  物に出しかねをもふけ江戸にて金をかし大きな顔をし  女郎買なとたのしむ所しまいに品川にて塩干の遊ひする  折から先頃つりしくしらの子にのまれん所を落とし  てりやうし郎江戸入りの日高縄のところてん見世くしら  の水からくりの前に居ねふりし夢とせり巻中くしらの子  親の敵討を八大龍王に願ひて江戸へ出る其道行の文句  おもしろし ク 武運長久矢口詣   二《割書:西宮板| 》 《割書:鳥居清経画| 》  新田よしおきの事蹟より時代もの巻中よしおき雷となり  て矢口にて江戸遠江守をうち殺し給ふ後はたけ山【国清】竹沢【右京亮】をも  うち殺さんとなりはためき給ふ竹沢がことばに「はて大ぶんな鬼  だこきみのわるい白沢(ハクタク)〳〵〳〵」といふ書入れあり 文武二道万石 通(ドヲシ) 《割書: |年号ナシ》三《割書:つたや板| 》   《割書:喜三二作|歌麿門人行麿画》